平面図形2

    角度の問題を苦手にする子が多いです。日常生活の中で角度を意識することはあまりないのと,学校や塾でもこの単元を大きく扱うことがないからだと思います。長さや面積や体積などは何度も学習する機会がありますが,ほとんどの塾では5年生以上の単元で角度を重点的に扱うものがありません。したがって,4年生までの知識で角度の問題に取り組むということになるわけで,平面図形が苦手というわけでもないのに,角度の問題は出来が悪いという子が多くなっているのです。

平行線の同位角や錯角は等しいとか,正三角形の1つの内角は60度とか,二等辺三角形の底角は等しいなどの基礎知識だけで,折り返し図形での角度など高度な問題に取り組まなくてはなりません。自分が目指している学校の入試問題に角度の問題が時々出ているようであれば,類似問題の演習など準備をしっかりしておいたほうがよいです。角度の問題は、学校によって出題されるのかされないか、かなりはっきりしています。

<例題1>

正方形の中に正三角形を書きました。アの角度を求めなさい。

<解法>

角度の問題でよく扱われるのが二等辺三角形です。この問題はその初歩レベルです。正方形の1辺と正三角形の底辺が重なっているので,正方形と正三角形の辺の長さが等しくなり,二等辺三角形ができています。

その頂点の角度は90-60=30度なので、ア=(180-30)÷2=75度になります。

<例題2>

図のように長方形を対角線で折り返しました。χとyの大きさを求めなさい。

<解法>

折り返し図形で大切なのは,同じところ(長さや角度)がある,ということです。24度の2倍の角度の同位角や錯角にあたる部分がわかれば,y=180-48=132度となり,折り返された上の部分に直角三角形ができているので,χ=90-48=42度となります。

<例題3>

正方形ABCDをAFで折り返したところ,DはEにきました。角BAFが68度のとき,角アの大きさは何度ですか。

<解法>

やや高度な問題です。まず,角DAFを求めておきます。90-68=22(度)です。折り返しているので,角DAF=角EAFとなり,角BAE=68-22=46(度)です。また,AB=AD=AEより,

三角形ABEは二等辺三角形となり,角ABE=(180-46)÷2=67(度)になります。よって,求める角ア=90-67=23(度)となります。

次回は辺の長さ比を考える問題です。やや難度の高い入試レベルで,読みにくいかもしれません。以前の記事を読み返してみましたが,ちょっと偉そうに書いているなという感じですね(>_<) 面白おかしく書けるような内容でもないし・・・でも,もう少し続けてみようかなと思っております。花粉症にやられています・・・(>_<)