算数のセンス

 

うちの子には算数のセンスがないと感じていまませんか?確かに算数を得意とする子にはセンスのよい子がいます。でも、算数を苦手にしているのはセンスの問題ではなく、勉強の仕方に問題があるケースが圧倒的に多いのです。特に多いのは、ちょっとしたミスで自信をなくして自分は出来ないと思い込んでしまうのと、計算の仕方があまりにも下手なケースです。計算力があるからといって思考力があるとは限りませんが、計算は算数の基本なので、上手に計算をする習慣を身につけないと算数力は向上しません。計算力を上げるために必要なのは無理な暗算ではありません。これから計算について書いていきたいと思います。

計算ミスの多い子の筆算例を紹介します。467×3という計算では、普通はアのように筆算しますが、これをイのようにやる子がいます。理由を聞くと「一けたのかけ算が楽だから」と言います。340×50の筆算をエのようにやる子もいます。もちろんウのようにやるのが普通です。イやエのようにやってはまずいのは、書く数字が多くなると上下の段がずれたりして最後の足し算でミスすることがあるからです。多くの母親はこのような子どもの計算の実態に気がついていません。

プロフィール最近の投稿サイドバー。挿し絵はすべて自作したものです。