
平面図形で難しいのが相似形の問題です。今回は読むのが大変かもしれません。適当に読み飛ばしてください<(_ _)>
<例題1> 三角形ABCにおいて,AE:EB=1:1,AD:DC=1:2です。BDとCEの交点をFとするとき,BF:FDを求めなさい。
(注:実際の入試問題では図のような分割表示は書かれません。)

<解法1> 一般的には次のような解法が多く用いられているようです。
AとFを結びます。辺の長さ比から,三角形AEFと三角形BEFは同じ面積です。これを
と表します。また,三角形AFDと三角形CFDの面積比は1:2です。これを①,②と表します。AD:DC=1:2より,三角形ABF:三角形CBF=1:2となり,三角形CBF=
です。AE:EB=1:1より,三角形ACF=三角形BCFとなり,③=
となります。よって,①:
=4:3とわかります。BF:FD=三角形ABF:三角形AFD=
:①ですが,①:
=4:3より,
:①=6:4=3:2となります。
以上から,BF:FD=3:2です。

<解法2> 上の方法はあまり良い方法ではありません。点Fは不明な点なので,そこに補助線を引くと面倒なことになるからです。私は次のように補助線を引いています。点Dから辺ABに平行線を引き,CEとの交点をGとします。三角形CDGと三角形CAEは相似で,相似比はCD:CA=2:3です。よって,DG=②とすると,対応するAE=③です。三角形DFGと三角形BFEも相似ですが,AE=EBより,相似比はDG:BE=2:3となります。よって,対応する辺DF:BF=2:3より,BF:FD=3:2です。

相似形の補助線の引き方は,分割されている点(上の場合D)から分割されている辺(上の場合辺AB)に平行に引くのがポイントです。すると,同じ向きの相似形(三角形CDGと三角形CAE)と,逆向きの相似形(三角形DFGと三角形BFE)ができるので,それを使って解きます。この方法に慣れると,かなり高度な問題でも解けるようになります。
<例題2> 私のオリジナルの問題です(^o^) 補助線は引きません。
図のような直角三角形ABCをBDで折り返したところ,頂点Cは辺AB上の点Eにきました。三角形ABCの面積を求めなさい。

<解法> 三角形ABCと三角形ADEは相似です。相似比はDE:CB=1:2なので,面積比は1×1:2×2=4になります。三角形ADE=
とすると,三角形ABC=
なので,図のように四角形EBCD=
となります。四角形EBCD=2cm2より,三角形ABCの面積
は,
cm2です。

この問題を女子御三家クラスの授業で出したのですが,桜蔭に合格したKさんにあっという間に解かれてしまいました。なお余談ですが,三角形ABCは3:4:5の直角三角形になっています。じつは,1:2の直角三角形を折り返すと3:4:5の直角三角形ができるのです。2:3だと5:12:13の直角三角形ができます。これも私が発見したのです。大発見と思いましたが何の役にも立っていません。(>_<)

今回のテーマは,読みにくかったと思います。平面図形は一休みします。次回から「自主性」について2回続けて書いていきます。お付き合いください(^o^)
